ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

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クリムゾン&クローヴァー

PRINCESS PRINCESS TOUR2012 ~再会~ The Last Princess@東京ドーム
 

一年間限定で再結成、活動してきたプリンセス・プリンセスの最終公演、東京ドームを観た。

開演時間はかなり早い午後3時、テレビの生中継も入っており、定刻からあまり遅れることもなくライヴは始まった。午後3時と言えばまだ陽は高い。東京ドームの屋根は日光を完全には遮断しないので、客電が消えても場内はかなり明るい。そして、ライヴが始まるというときになっても、いつもドームで観るときのような、地鳴りのごとき歓声が聞こえない。「なんだ?こんなに静かで大丈夫か?」と、思っていると、スクリーンには、2011年3月の震災直後から、プリプリが再び集まるに至るメールのやり取りが映し出された。なるほどそういった演出なのか。だから静かなのか。納得。ここですでに、感極まった客のすすり泣く音がそこかしこから聞こえた。

円陣を組んだ格好で5人が登場し、演奏が始まると、もうそこは私の知るプリプリのライヴが展開される空間となった。テレビのドキュメンタリーで、再集結してすぐの映像を観たときには、プリンセス・プリンセスのオバンセス・オバンセスぶりに驚いた。これは私の悪意ある感想ではなく(渡辺敦子)本人の口から出たことなので本当にそういうことなのだろう。そこからリハーサルを重ね、実際にライヴを行い、きょうここに、私の目の前にいるのは完全にプリンス・プリンセスとなった5人であった。メイクや衣装、照明のサポートももちろんあるだろう。だが、それを差し引いてもジャパニーズ・ガールズ・バンドのパイオニアの姿があった。


 

アリーナ中央に設けられたセンター・ステージへ移動する際、足場の不安定な花道で、老人をいたわる感じで奥居(現・岸谷)香に手を引かれるというギャグをかまされた渡辺敦子は、リーダーとして震災の義捐金に関するインフォメーション、スタッフやファンに対する感謝を述べた。バンドのリーダーというよりは、さすが音楽学校の管理職といった貫禄。


 

ドキュメンタリー中で、ドラムを叩いて息があがってしまっていた富田京子は、ハードなナンバーを連発する場面でもリズムがまったくブレないほどに復活していた。独特な姿勢のいいフォームも健在であった。


 

メンバーの中で最も現役度が高いと思われる中山加奈子は、解散から16年たってもロックンローラーそのものであった。SGシェイプのギターをかき鳴らす姿は相変わらずのかっこよさがあった。





自らそのオバンセスぶりを一番気にしていた今野登茂子は、キーボードを弾きながらのダンスというか、スカートをひらひら揺らしながらリズムをとるその姿、身のこなしはすっかり現役当時い戻っていた。これはスクリーンに映っているのを見てちょっと感動した。涙腺にくる感動とは違う感動。なんか「あ!戻ってる!」と思ったしだい。


 

前々から、解散前から思っていても書く機会がなかったことがる。それは奥居(現・岸谷)香の、ミュージシャンとしての身体能力、その高さ。それを今回再認識した。ヴォーカリスト、フロントマンでありスポークスマン、メロディー・メイカー。エレキ・ギター、アコースティック・ギターと、持ち替えて演奏し、歌う。 ギターも添え物ではなく、中山とソロを分け合ったり、ときにツイン・リードのハモリを聴かせる。まさにマルチな活躍だが、それで奥居の存在が突出しているかというとまったくそうではない。奥居はバンド内では完全に1/5となっている。そこがプリプリの凄さなのだろう。


全編に渡って、会場内のほぼ全員が納得するであろう選曲、もうどこがどうという感じでもない。パフォーマンスも考えうる最高のものであった。再集結当初から比べると、何万光年の先まで飛んだようなクオリティだった。

曲順に関してはひとつ予想が外れた。アンコールのラストは『19 GROWING UP』だとばかり思っていた。しかし、『19 GROWING UP』は本編最後。オーラスが『Diamonds』だった。予想と逆になった。『Diamonds』はバンド最大のヒット曲、『19 GROWING UP』は、バンドの成長過程においての最重要曲という位置づけと思っていて、最終公演のラストは『19 GROWING UP』だろうなと思っていたら、外れた。まあどっちでもいいんだけど。どちらが最後でも、今回はいいもん観たなと思う。ドームに詰め掛けた、昔は若かった人たち、それぞれの境遇で、事情で生活し、この機会に集まった4万5千人の様々な思い、感情がぐるぐると場内に渦巻いているのを感じた。解散後、メンバーが歩んできた道もしかり、人生いろいろだと痛感した。そのいろいろを受け入れる年齢になっている自分にも気付き、それもまあいいんだと思ったのである。ステージから発せられる音以外にも、いろいろ強く思うところのある体験だった。

ところで、今日この会場に、乙茶P団の面々は来ていたのだろうか?ドーム前に集まった群衆を眺めていたら、ふと思い出した。 乙茶P団も19 GROWING UPして、この中にいたのだろうか?



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