ミライボウル
すべての若き野郎ども/モット・ザ・フープル@渋谷シアターN
これさあ、映画の邦題が『すべての若き野郎ども/モット・ザ・フープル』じゃん?で、映画の原題が『The Ballad Of Mott The Hoople』じゃん?で、で、モット・ザ・フープルの曲に『Ballad Of Mott The Hoople』ってのはあって、その邦題は『モット・ザ・フープルのバラード』じゃん?で、で、で、曲で『すべての若き野郎ども』 の原題は、『All The Young Dudes』じゃん?
で、で、で、で…だからどうだってこともないし、べつにそこはツッコミどころでもないんだけど、なんとなく書いてみたよ。
と、いうわけで、俺は朝から渋谷へと向かった。
映画の作りとしては、もうオーソドックスなドキュメンタリー。故人であるミック・ロンソン以外のバンド・メンバーがそれぞれ当時を振り返ってインタビューを受ける。モット・ザ・フープルのメンバー以外にも、バンド関係者、ファン代表、そしてかつて前座を務めたクイーンのロジャー・テイラーが登場する。デヴィッド・ボウイのインタビューはなかったけど、ロジャー・テイラーは前編にわたりけっこう喋ってた。
そして、初期のプロデューサーで、彼らを見出したガイ・スティーヴンスがかなりフィーチャーされていた。モットにとって、ガイ・スティーヴンスがプロデュースしていたアイランド・レコーズ時代ってのは、ライヴは評判だったけどレコードのセールスは振るわない時期。売れなくて一度解散を決意したくらいなんだよね。モットって、外野からなんとなく「1970年代にグラム・ロックってのがあって、その中にモット・ザ・フープルってバンドがあって」ぐらいの認識だと、このバンド=『すべての若き野郎ども』だし、曲を提供して転機を作ったのはデヴィッド・ボウイだし、売れなかったガイ・スティーヴンス時代なんて、ほとんどなかったことぐらいの扱いだったりするんだけど、この映画では、もう一人の主役ぐらいのポジションだった。「この映画をガイ・スティーヴンスに捧ぐ」的な。
で、レコードはなかなか売れなくて、試行錯誤の果てにドツボにはまった作品になったり、ボウイが手を差し伸べてやっとヒット曲が出て、いい時期があって、そのうちバンド内のバランスが変ってきちゃってバタバタとメンバーの脱退、加入があって、最後にミック・ロンソンが入って建て直しを図るも、バンドは疲弊しイアン・ハンターも体調を崩しツアーが中止になったりして、今度は本当に解散してしまうという、それを淡々と追っていく感じ。解散の辺りも何かビックリのドラマチック過剰なエピソードはなくて、ひとつ、ロックの中で時代の役割を終えたという感じかなあ。
ブレイク期の状況からグラム・ロックの一角を担うバンドという印象が強いけど、アイランド時代から、秘められたポテンシャルは持っていて、モット・ザ・フープルは何だったのかというと、結局のところ、ただのいかした、人間味のあるロックンロール・バンドだったつうことですかねーーー!
映画を観た後、俺は渋谷の街を徘徊したのだが…
続く。

これさあ、映画の邦題が『すべての若き野郎ども/モット・ザ・フープル』じゃん?で、映画の原題が『The Ballad Of Mott The Hoople』じゃん?で、で、モット・ザ・フープルの曲に『Ballad Of Mott The Hoople』ってのはあって、その邦題は『モット・ザ・フープルのバラード』じゃん?で、で、で、曲で『すべての若き野郎ども』 の原題は、『All The Young Dudes』じゃん?
で、で、で、で…だからどうだってこともないし、べつにそこはツッコミどころでもないんだけど、なんとなく書いてみたよ。
と、いうわけで、俺は朝から渋谷へと向かった。

映画の作りとしては、もうオーソドックスなドキュメンタリー。故人であるミック・ロンソン以外のバンド・メンバーがそれぞれ当時を振り返ってインタビューを受ける。モット・ザ・フープルのメンバー以外にも、バンド関係者、ファン代表、そしてかつて前座を務めたクイーンのロジャー・テイラーが登場する。デヴィッド・ボウイのインタビューはなかったけど、ロジャー・テイラーは前編にわたりけっこう喋ってた。
そして、初期のプロデューサーで、彼らを見出したガイ・スティーヴンスがかなりフィーチャーされていた。モットにとって、ガイ・スティーヴンスがプロデュースしていたアイランド・レコーズ時代ってのは、ライヴは評判だったけどレコードのセールスは振るわない時期。売れなくて一度解散を決意したくらいなんだよね。モットって、外野からなんとなく「1970年代にグラム・ロックってのがあって、その中にモット・ザ・フープルってバンドがあって」ぐらいの認識だと、このバンド=『すべての若き野郎ども』だし、曲を提供して転機を作ったのはデヴィッド・ボウイだし、売れなかったガイ・スティーヴンス時代なんて、ほとんどなかったことぐらいの扱いだったりするんだけど、この映画では、もう一人の主役ぐらいのポジションだった。「この映画をガイ・スティーヴンスに捧ぐ」的な。
で、レコードはなかなか売れなくて、試行錯誤の果てにドツボにはまった作品になったり、ボウイが手を差し伸べてやっとヒット曲が出て、いい時期があって、そのうちバンド内のバランスが変ってきちゃってバタバタとメンバーの脱退、加入があって、最後にミック・ロンソンが入って建て直しを図るも、バンドは疲弊しイアン・ハンターも体調を崩しツアーが中止になったりして、今度は本当に解散してしまうという、それを淡々と追っていく感じ。解散の辺りも何かビックリのドラマチック過剰なエピソードはなくて、ひとつ、ロックの中で時代の役割を終えたという感じかなあ。
ブレイク期の状況からグラム・ロックの一角を担うバンドという印象が強いけど、アイランド時代から、秘められたポテンシャルは持っていて、モット・ザ・フープルは何だったのかというと、結局のところ、ただのいかした、人間味のあるロックンロール・バンドだったつうことですかねーーー!
映画を観た後、俺は渋谷の街を徘徊したのだが…
続く。
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