檸檬の年頃
Original Love / 風の歌を聴け (1994)
以下の記事は、以前“3055”用に書いたんだけど、レビューがかち合ってしまったのでボツになったものです。サルベージして載せるよ。

以下の記事は、以前“3055”用に書いたんだけど、レビューがかち合ってしまったのでボツになったものです。サルベージして載せるよ。
それまでは都会的で夜の似合う、どこか斜に構えたようなクールさがあったオリジナル・ラヴ。前作『EYES』から出てきた、ストレートなメッセージ、“太陽”“大地”が似合うような曲調が、4作目となるこの作品ではより明確に打ち出された。 さらに本作では詩、曲、アレンジ、グルーヴといった構成要素のすべてが高次元で結実。極上のポップスが並ぶこととなり、デビュー以来積み重ねてきたオリジナル・ラヴの音楽性はここで一応の完成を迎える。その後、同路線を突き詰めた感のある次回作『Rainbow Race』を経て、田島貴男はさらに民俗音楽、打ち込み、昭和歌謡…と、振り幅の大きな音楽旅行を続けることとなる。 カーティス・メイフィールドばりのファルセットや、ニューオリンズのセカンド・ライン、ブラジルのサンバなど、作品随所に散りばめられている要素からは、熱く骨太な方向にシフトしていった当時の田島貴男の心境がうかがえる。
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| 音楽 | 19:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑